トリメチルアミン尿症の原因と治し方は？

2019年10月19日 2019年12月4日

Bocci

どうもボッチです！

突然ですが世の中には発症例が少なく治療法が確立されていない難病や奇病が存在します。
前回までは魚の臭い対策について書いていたので、今回は魚の臭いに関係した病気を紹介したいと思います。

トリメチルアミン尿症とは？

トリメチルアミン尿症というのは身体から異様な体臭を放つ病気であり、主に魚のような臭いがするものです。
このトリメチルアミン尿症の原因の1つには食事そのものがあり、結果的にトリメチルアミン尿症になっている人の場合には魚を食べているということ自体が挙げられるのですね。
身体から魚のような臭いが発生する病気となっていますから、想像しやすいでしょうけど、特定の魚を食べるとこのトリメチルアミン尿症が発症しやすいと言えます。
特に原因として大きいのはタラやサワラといったもので、魚の中でもこういったものを日常の中でよく食べていると、トリメチルアミン尿症になりやすいですよ。
ただ、こういった魚のみを避けていれば良いのか？というと、そうではありません。
トリメチルアミン尿症における食事の原因としては、他にも牛肉や大豆なども含まれているため、こういった食材もできるだけ摂らない方が良いのですね。
しかし、これらを完全に避けてしまうと栄養の偏りが出てしまうため、適度に避けるというのが健康を考えたときのトリメチルアミン尿症の治し方になります。

トリメチルアミン尿症の腸内環境の原因と治し方

トリメチルアミン尿症という病気は腸内環境とも密接に関連しています。
つまり、腸内環境が悪化している状態が続くと、トリメチルアミン尿症になる可能性が高まり、臭いが強くなる可能性があるのですね。
そもそも腸内環境と体臭はかなり関連があるものですから、トリメチルアミン尿症じゃなくても、腸内環境が悪化していると体臭を感じやすくなってしまうのですよ。
腸内環境の悪化というのは、具体的に言えば悪玉菌の数が善玉菌よりも多い状態ということです。
この状態を放置していると、体臭を感じやすくなり、同時にトリメチルアミン尿症の症状を感じる確率も上がるのです。
つまり、腸内環境を良くすること、善玉菌の数を増やすということを意識すると良いですよ。
腸内環境の悪化が原因になっているということですから、そこを改善すればトリメチルアミン尿症の改善にもつながりやすくなるのです。
善玉菌を増やすためには、食事をきちんと考えるということが重要になります。
例えば、発酵食品や食物繊維が含まれたものを積極的に食べるというのは、善玉菌を増やすためには重要です。
そういった努力がトリメチルアミン尿症の治し方にそのままつながるので、やはり食事を見直して、腸内環境を改善させやすいものを積極的に摂っていくようにしましょう。

トリメチルアミン尿症の遺伝子の原因と治し方

トリメチルアミン尿症というのは遺伝子の異常によって起きている面があります。
つまり、トリメチルアミン尿症の原因としては遺伝子それ自体にあり、身体の仕組みとしてトリメチルアミン尿症になりやすい面も考えられるということなのです。
トリメチルアミン尿症というのは、トリメチルアミンという物質が肝臓で分解されないことによって、臭いを発生させることが原因となっています。
食事などを工夫することで、トリメチルアミン自体の発生を少なくすることはできるものの、根本の原因はこういった部分なのですね。
通常は肝臓でトリメチルアミンが分解され、臭いとならないのですが、それが分解できない身体の人がいて、それは遺伝子の異常により起きていることなのです。
だから、遺伝子でそういったことが起きているとなると、その部分を改善するということは現実的ではありません。
やはり、トリメチルアミン尿症の原因物質であるトリメチルアミンの発生を抑制するということが重要でしょうね。
つまり、遺伝子の異常に関しては治し方はほぼ存在せず、食事などで対処をするということが現実的です。
トリメチルアミン尿症は食事の内容を工夫することで、ある程度症状を抑えることが可能です。
特定の食材を避けるということも1つの策ですが、同時に腸内環境も気にしていくべきですよ。
そして、トリメチルアミン尿症になりづらい食事として、穀類、イモ類、野菜、果物というものが挙げられているので、そういったものを割合として高めるということも治し方における対策の1つになります。
トリメチルアミン尿症の原因としては食事、腸内環境の悪化、遺伝子の異常というものがあります。
そういった中では、特定の食材を避ける、特定の食材を食べる割合を高める、腸内環境を気にするというのが現実的に摂るべき対策と言えますね。